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UNITED GRINDINGグループのC.O.R.E.が、2022 UXデザインアワード、「スペシャルメンション」 を受賞

UNITED GRINDINGグループの革新的な製品 C.O.R.E. - Customer Oriented REvolution -が、UXデザインアワードの専門審査員から好評を頂きました。その結果、優秀なユーザーとカスタマーエクスペリエンスに与えられる「スペシャルメンション」を受賞しました。

 

研削、放電加工、レーザー加工、測定、複合加工などの精密機械で世界をリードするUNITED GRINDINGグループは、工作機械を操作するうえでののマイルストーンとなるC.O.R.E.を生み出しました。この革新的なマシンインタラクションコンセプトの評価は、その優れたユーザーエクスペリエンスとカスタマーエクスペリエンスが、UXデザインアワード2022の審査員に評価頂き、表彰されたことでも裏付けられています。

「スペシャルメンション」を受賞

UXデザインアワードは、ベルリン国際デザインセンター(IDZ)によって授与される、優れたエクスペリエンスを競う世界的なコンペティションです。「製品」部門でC.O.R.E.が「スペシャルメンション」受賞の栄誉を頂きましたが、これはノミネートされたプロジェクトの中でも特に個性的なものと認められたためです。審査員のタパニ・ヨキネン氏は、魅力的なデザインとシンプルで直感的な操作性を評価し、「C.O.R.E.の機能は物理的な形態と見事に対応しており、この製品は次世代の機械オペレーターにとって明らかにUXを向上させています。また、マルチタッチのインターフェイスは習得が容易で、タッチスクリーンやタブレットと同様に使用できます。さらに、時代に左右されないデザイン、物理的なボタンは最小限に抑え、すべての操作をダッシュボードの画面に集中させています。」と述べられました。 タパニ・ヨキネン氏は、フラウンホーファーIZMのデザインコンサルタント、戦略的エコデザイン担当者であり、戦略的イノベーションとデザインをサステナビリティと倫理的ビジネス手法と組み合わせて、世界規模でポジティブな発展を実現するクリエイティブコンサルタント会社、TJ-Designのオーナーでもあります。彼は2021年4月からUX デザインアワードの審査員を務めています。

ユーザーエクスペリエンスの付加価値を追求

この賞は、 UNITED GRINDING グループ のCTOであるクリストフ・プリュスと、彼のチームによる取り組みが認められたものです。C.O.R.E.の開発にあたっては、直感的で先進的なユーザーインターフェイスを作るという目標が明確にありました。「新しいオペレーションは、あらゆる世代のユーザーにアピールすることが重要です。そのため、家電製品で広く使われている、誰もが日常的に親しんでいる操作コンセプトを重視しました。例えば、新しいC.O.R.E.パネルには、スマートフォンのように「タッチ」と「スワイプ」で操作できる24インチのマルチタッチスクリーンを選択しました。ボタン類は、ほぼ廃止することにしました。また、インターフェースもスマートフォンのアプリ概要を参考に、わかりやすいアイコンで、カスタマイズできるようになっています。」

デザインや使いやすさだけでなく、ユーザーがより作業しやすくなるような新しい技術的な機能も開発の焦点としました。「例えば、フロントカメラを内蔵し、パネル上で直接カスタマーケアチームとビデオ通話ができる機能や、チャット機能などが挙げられます」とプリュス氏は説明しています。さらに、「RFIDチップを使った簡単なアクセスも可能です。リモートサービス、サービスモニター、生産モニターなどの UNITED GRINDING Digital Solutions TM 製品をパネル上で直接使用することも可能です。」

未来へのエールを込めて

C.O.R.E.での、根本的に新しく開発されたハードウェアとソフトウェアのアーキテクチャから生まれる技術的な可能性については、まだ始まったばかりだと考えています。「この賞は、私たちが正しい道を歩んでいることを示すものであり、これからも一貫して、意欲的にこの道を歩んでいきます」とプリュスは約束しています。「納得のいくユーザーエクスペリエンスがあってこそ、製品の技術的な優位性が発揮され、お客様のために真の付加価値を生み出すことができるのです」。

ユーザーエクスペリエンスの分野だけではなく、C.O.R.E.の第2の大きな開発目標である「デジタル化を進め、積極的に活用する」ための開発も継続していきます。今日すでに、C.O.R.E.は人、機械、生産環境の間におけるデータ交換を保証し、最新のIoTアプリケーションを使用する基礎を作り出しています。そして、この分野でも、さらなるイノベーションが期待されています。

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